建材事業
シンプルな構造で、地震の揺れに強い。それが「レンズダンパー®」
「レンズダンパー®」は地震エネルギーを効率よく吸収するシンプルな構造の制震部材です。
「レンズダンパー®」に採用したレンズ型パネルには、従来の鋼材と比較して、大きな伸び性能を備えている低降伏点鋼材(LY材)を採用しています。この大きな伸び性能が、地震による激しい揺れに的確に対応し、地震エネルギーを効率よく吸収、建物への被害を抑えます。
低降伏点鋼材採用のレンズ型パネルの中心部には、両面に凹型レンズ形状加工を施しています。
このレンズ形状によって、地震エネルギーを効率よく分散、均等に変形が起こるために加工されていない単板パネルに比べ、繰り返しの振動にも長持ちします。そのため大地震にも安心です。
「レンズ型制震ダンパー」は、日常においてわずらわしいメンテナンスは必要ありません。大地震後は目視による点検で簡単に確認いただけます。
レンズ型パネルの接合は溶接を一切行わないボルト接合式。そのため、大地震などで万一レンズ型パネルの交換が必要になった場合でも、ローコストで簡単に交換することができます。
(1)開口部を遮らない
レンズダンパー®は、コンパクトです。 耐震ブレースのように窓な どの開口部を遮ることがありません。 入居者やテナントからの「視界 不良」などのクレームがなく、快適な空間をご提供いたします。
(2)ローコストを実現
レンズダンパー®は、シンプルな構造です。低コストで設置すること ができます。
(3)メンテナンスフリー
レンズダンパー®は、日常のメンテナンスを必要としません。万一の地震の後は、目視によ る点検で簡単に確認できます。
(4)新築、改築どちらの工事でも採用が可能
レンズダンパー®は、新築工事では無理なく取り付けが可能です。また改修工事では、制震補強として採用できるだけでなく、使いながらの工事も可能です。
(5)多様なニーズ®にお応えするフレキシブル性
レンズダンパー®は、内壁、外壁のどちらにも対応可能です。開口部を遮らない間柱タイプの他、ブレースタイプの対応もできます。
建物のイメージに合わせたカラーコーディネートも可能です。
「レンズダンパー®」は、第三者機関:一般社団法人日本建築センターにおいて、「一般評定」を取得。建物全体の揺れを低減させることに有効な制震ダンパーであることが認められました。平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震後、日本建築センターにて初めて取得した制震ダンパーです。
一般評定に加え、同じく第三者機関である日本ERI(株)で性能評価を取得しており、より優れた制震ダンパーであることが認められました。
これまで採用してきた抵降伏点鋼材(LY材)に追加して新合金FMS合金を採用しています。
構造:鉄骨造 地上5階
設計/施工:鉄建建設
構造:鉄骨造 地上4階
設計/施工:鉄建建設